ヤマガブランクスのアーリー・フォーモバイルをご存じでしょうか?パックロッドにつき持ち運びも簡単なことから、出張ついでや電車兆候の方にオススメの1本です。
実際に76MMHでサワラを釣り上げましたので、ロッド選びの参考になりましたら幸いです。
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アーリー・フォーモバイルとは?
ヤマガブランクスからついにアーリーシリーズのマルチピースモバイルロッド「アーリー・フォーモバイル」が販売されました。
ヤマガブランクスで人気のアーリーシリーズの”パックロッドバージョン”と捉えていただいて大丈夫です。
ヤマガでは過去にトライセプターが遠征用のパックロッドで発売されていましたが、シーバスやボートフィッシングなど国内での使用を視野に入れたパックロッドはアーリー・フォーモバイルが初めてになります。
現在、ラインナップは以下の3種類ですね。
ラインナップ/スペック | 継数 | ターゲット |
84ML | 4 | シーバス、マゴチ、ロックフィッシュ、イカなど |
96MMH | 4 | ランカーシーバス、小型青物、ヒラメなど |
76MMH | 3 | サワラ、カツオ、シイラなど |
参照:ヤマガブランクス
ヤマガブランクスのロッドの特徴は?
ヤマガブランクスは私のお気に入りのロッドメーカーです。ダイワ、シマノのロッドも所有していますがヤマガのロッドを一番多く所有しています。
ヤマガブランクスの大きな特徴は丈夫さと魚が掛かってからのパワーの強さです。かなり大きな魚でもロッドパワーで魚を誘導し、楽に釣りあげることができます。
体感でも同じ大きさの魚が掛かった場合にヤマガのほうが「魚が小さいかな?」と感じるくらいロッドが仕事をしてくれますよ。
アーリー・フォーモバイル 76MMHの実釣インプレ!
人気のブレードジギングで実釣
今回の実釣インプレは最近、ボートフィッシングで人気のブレードジギングで使用しました。30g~50gくらいのブレードジグをキャストし、高速で巻き上げる釣り方です。
狙う魚はサワラをメインにワラサ、シーバス、タチウオなど多岐にわたります。
ボートということもあり今回選んだロッドはアーリー・フォーモバイルシリーズの中でも76MMHを使用します。
キャスト能力はいかに?
76MMHで推奨されているルアーの重さは8~55gです。かなり幅広い重さをキャストすることが出来ますね。
今回はブレードジギングなのでオーバーキャストで50gのメタルジグをフルキャストしてみましたが、バッドもしっかりしているので全く不安なくキャストすることができました。
また重いルアーだけでなく10gくらいのミノーもキャストしましたが、こちらも違和感なくキャスト可能です。
推定飛距離ですが30gのメタルジグであれば50メートル以上は楽にキャストすることができます。
ショアに比べるとメリットは少ないですが、それでも遠投出来ることによるメリットはあるかと。オフショアでもギリギリ鳥山に届かない場面はありますからね。
釣り船によってオーバキャストが禁止されているところもありますが、アンダーキャストでも良く飛びますので大きな心配は不要です。
アクションは?ただ巻き向け?
アクションについてはシーバス用のアーリーシリーズに比べるとティップがしっかりしている分、少し硬めに感じます。
ミノーからメタルジグまで一通りを試してみましたが、アクションの釣りよりは巻きの釣りが向いていると思います。
私はブレードジグで青物狙いが多いのでMMHくらいの硬さのほうが安心感もあるので使用しやすいです。
シーバスをメインで使うのであれば84MLの方がティップも柔らかくなるので、そちらの方が良いかと。
76MMHでサワラをゲット!
巻くスピードも独特で「リールから煙が出るくらいのスピードで巻け」と言われるくらいの高速で巻くのですが、ロッドがシッカリしているので安定して巻くことができました。
今回も怪しい鳥を見つけたので、すかさずキャスト。
着底から高速で巻いてくると・・・
ガツンとヒット!上がってきたのは本命のサワラです。
サワラは船べりに近づくと急に走り出すのですが、そんな時でもMMHのパワーであれば全く問題ありません。
この時はドラグ2キロで調整していましたが余裕で魚を上げてくることができました。
アーリー・フォーボート 68Mとアーリー・フォーモバイル 76MMH買うならどちらがお勧め?
2ピースと3ピースなので持ち運び易さは前提として異なりますが、ロッドのコンセプトも別物です。
使用目的が10g前後のミノーをメインにシーバスを狙うのであればフォーボート68Mをオススメします。操作性やピンポイントのキャストのしやすさはこちらが上になりますので。
シーバスだけでなくサワラやワラサなどの青物も狙うのであればアーリー・フォーモバイルに分があります。5キロくらいの魚であれば心配することなくやり取りができますからね。
シーバスやチヌを手返しよく狙いたい方 | アーリー・フォーボート68M |
青物を視野に入れる方 | アーリー・フォーモバイル76MMH |
このような形で使い分けるのが良いと思います。
アーリー・フォーモバイルに合うリールは?
22カルディアSW 4000番~5000番
モノコックボディにつき、サワラや鰤族とのファイトであれば余裕です。実際に数多くのサワラを釣り上げてきましたが、今のところ全く問題なく使用できています。
亜鉛ギア、ローター素材が懸念されますが、中型青物狙いであれば十分に対応できるかと。1年間オフショアで酷使した記事もございますので、参考までに。
大型魚狙いであれば、セルテートやツインパワークラスの方が安心できます。
21ツインパワーXD 4000番~5000番
非常にレスポンス性が高く、軽量化されたリールです。
ブレードジギング単体で使用するのであればツインパワーSWの方が使用しやすいですが、軽めのミノーも投げる場合はこちらでも良いかと。
剛性は20ツインパワーや24ツインパワーに劣りますが、メーター級のエイを釣り上げた後もリールに異常はありませんでした。
実際に使用した記事もございますので、参考までに。
22ステラ 4000番~5000番
とにかく飛距離が伸びますし、巻き心地や質感も最高峰です。総じて手元に伝わる情報が多いリールになりますので、予算がある方は是非。
そもそも4000番~5000番はシーバスからサーフ、ライトジギングにも併用できるので汎用性の高い番手ですしね。悩んだら思い切ってステラもいかがでしょうか。
密巻きによる懸念もありますが、修正後の個体はトラブルなく使用出来ます。密巻きについて思うことを記載した記事もございますので、時間のある方は読んでみてください。
以上、アーリー・フォーモバイルを紹介いたしました。持ち運びが楽なことに加え、実釣性能も十分ですので是非とも試してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。