昨年発売されて色々と話題になった22カルディアSWですが、今から購入を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
肯定的な意見から否定的な意見まで散見されましたが、実際に1年間使用してみての評価や感想を記載させていただきます。あくまでカルディアSW 5000D-CXHという番手に限った話ですが、ブレードジギングで乱用しましたので参考までに。
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22(23)カルディアSWのラインナップは?
2022年に発売されたカルディアSWですが、2023年には新たに3機種追加されました。本記事では5000d-cxhを紹介していますので、近しい番手を紹介させていただきます。
機種/スペック | 巻き取り量(CM) | 重さ(g) | 糸巻量(号-M) |
4000-CXH | 99 | 290 | 1.5-200 |
4000D-CXH | 99 | 290 | 2-300 |
5000-CXH(2023年追加機種) | 105 | 295 | 2-300 |
5000D-CXH | 105 | 295 | 2-350 |
6000S-H | 101 | 430 | 2-300 |
6000D-H | 101 | 425 | 3-300 |
新たに5000-CXHが追加されましたが、糸巻量が4000D-CXHと同じですね。スプール重量が5000D-CXHも軽くなるので、手返しよくナブラを打ちやすそうです。
22カルディアSW 5000d-cxhのインプレは?
使用用途としては高速巻きのブレードジギング、浅場スピニングでのジギングにて使用しました。特に印象に残った部分は次の3つですね。
リール本体が軽く、ボディ剛性も良好
軽量ながらモノコックボディで出来ていますので、手返しが良く剛性の高いリールだと思います。ブレードジギングで早巻きしても疲労が少なかったので、軽さによる恩恵はあるかと。
またリールに負荷がかかる高速巻きにおいても支障がないことから、一定以上の剛性もありそうです。以前格安のリールで30gのジグを早巻きしたところボディがぐにゃぐにゃになりましたが、カルディアSWであれば大きな心配は不要かと。
滑らかな巻き心地
都度メンテナンスをしていますが、1年以上使用した今でも非常に滑らかな巻き心地です。ステラやソルティガの巻き心地に慣れていない方であれば、十分滑らかだと感じるレベルだと思います。
状況によっては非力な場面がある
カルディアSW 5000D-CXHのブレードジギングにおいて、50g以上のジグをボトムから斜めに高速(リールから煙を出す気持ち)に巻き上げる状況下では非力さを感じました。
本体の重量が軽いので、水圧がかかる釣りをすると引き抵抗を感じてしまいますね。
あくまでブレードジギングの高速巻きでの話ですので、通常のジギングにおけるワンピッチジャークには問題がないかと。実際に100gのジグをワンピッチでしゃくりましたが、特に違和感は感じませんでしたので。
カルディアSWは本当にダメなのか?炎上?
結論、壊れていない上に数多くの魚を釣り上げたのでダメなリールだとは全く思っていません。
むしろ2万円台でたくさんの思い出を残してくれたので、購入して良かったと感じています。(下の記事のサワラも全てカルディアSWで釣りました。)
しかしカルディアSWにも弱点がありまして、皆様が気にされるのが次の部分かと。
①亜鉛ギア |
②ローターがDS5 |
リールの個体差や状況にもよりますが、ターゲットのサイズによっては不安になりますよね。
私の使用する5000D-CXHというサイズでファイトする魚は鰤族やサワラなどの中型青物なので、大きな心配をしていませんが。
メータークラスでも余裕です。
中型魚が対象であれば、多少雑に扱ってもレブロスやレガリスでも壊れませんからね。
しかし、8000番以上で1発大物を狙うとなると少々懸念点が出てきます。お試しに大型魚を狙うのであればカルディアSWでも良いと思いますが、剛性や長期的に使用することを考えるとワンランク上のクラス(セルテートSW)がおすすめです。
カルディアSWも良く出来たリールだとは思いますが、やはり価格による性能差は明確にありますからね。
20ストラディックSWと22カルディアSWはどちらが良い?
一部抜粋になりますが、カルディアSW 5000D-CXHとストラディックSW 5000XGで比較してみましょう。
機種/スペック | 巻き取り量(CM) | 重さ(g) | 糸巻量(号-M) | ボディ | ギア |
カルディアSW 5000D-CXH | 105 | 295 | 2-350 | モノコックボディ | タフデジギア(亜鉛) |
ストラディックSW 5000XG | 105 | 430 | 2-350 | 半プラ | 超超ジェラルミン |
正直、これだけを見ても判断がつかないと思います。半プラVS亜鉛で比較したくなりますが、優劣をつけるのが難しいですからね。
そこで色々な選び方があるものの、組み合わせるロッドとのバランスを見るのはいいかもしれません。
同じ5000番でもカルディアSWとストラディックSWでは100g以上重量が離れていますので、ロッドの重量に合わせたリール選択が良いかと。
重たい竿に軽いリールをつけると先オモリしてしまいます。逆も然りで軽い竿に重たいリールをつけてもバランスがおかしいです。
それでも決まらない様であれば釣り具屋に行って比較するのが間違いないと思います。私は修行と言われるブラインドでのブレードジギングを避けたかったので、少しでも重量の軽いカルディアSWをチョイスしました。
どちらも良く出来たリールですので、最終的にはシマノが好きならストラディックSW、ダイワ派であればカルディアSWを選ぶのが間違いないのではないでしょうか。(個人的には一番後悔しない選び方だと思います。)
以上、カルディアSWを解説いたしました。賛否両論がありましたが、中型魚を狙う上では全く問題がないと思っています。見た目も非常にかっこよく作られていますので、是非とも試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。