8000番のジギング用リールで悩んでいる方はいらっしゃいませんか?鰤やヒラマサ~トンジギまで使用出来るので、汎用性が高いですよね。
実際に半年間セルテートSWを使い倒してみましたので、使用感から他機種との比較までご紹介させていただきます。
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21セルテートSWのスペックは?
見た目が良いと評判なセルテートSWですが、5000番から14000番まで幅広くラインナップされています。大抵のターゲットは網羅することができますね。
サイズ/スペック | 巻き取り量(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量(号-m) |
6000-P | 86 | 375 | 15 | 3-300 |
6000-H | 101 | 375 | 15 | 3-300 |
6000-XH | 110 | 375 | 15 | 3-300 |
8000-P | 92 | 615 | 25 | 3-400 |
8000-H | 111 | 625 | 25 | 3-400 |
10000-P | 98 | 620 | 25 | 4-400 |
10000-H | 118 | 630 | 25 | 4-400 |
14000-XH | 134 | 635 | 25 | 5-400 |
18000-H | 131 | 850 | 30 | 6-400 |
4000番以下が必要な場合は19セルテートLTを選びましょう。2024年にモデルチェンジする気もしますが、19セルテートも十分に良いリールです。
21セルテートSW 8000Pのインプレは?
剛性
モノコックボディで出来ていることもあり、安心してジグをシャクれます。250gのジグをジャカジャカ巻いてもボディが歪む嫌な感じは全くしないことから、安心して大型魚とのファイトも可能です。
ロータがザイオンということもあり、巻きも軽く感じます。
手持ちのPENN スラマー4と巻き比べましたが疲労度が圧倒的に違いましたので、巻きの軽さは非力な私の強い味方になりました。(体力に自信があり、重くても使いこなせるのであればスラマー4も良いと思います。)
“ロータを金属にして欲しい“という声も多いですが、個人的には既存の性能で十分に満足しています。85cmの鰤をかけても楽々と上がってくるので、巻き上げ力とパワーは相当ある部類かと。

ドラグ
自信を持って言えますが、とにかく最高です。回すとカチカチと鳴るドラグは魚をかけると大きな音を出します。
魚とファイトしている感覚や釣っている実感を強く感じますので、是非とも試してみてください。一方的にズルズル出されるリールも多いですが、価格相応にパワー×音×巻き上げ力を兼ね揃えていると思いました。
1個下のモデルにカルディアSWもありますが、8000番以上であればセルテートSWがオススメです。流石にロータがザイオンとDS4では安心感が違うかと。
5000番以下で中型魚を狙うのであればカルディアSWも十分ありですね。
リールからシュルシュル音?不具合?
少し気になったのは購入初期から聞こえるリールのシュルシュル音ですね。私の個体に限った話かもしれませんが巻き心地はヌルヌルしているものの、耳元に近づけると少し嫌な音がしました。
一応釣り具屋に行ってみてもらいましたが、よくある相談とのことです。結論、気にしすぎですね。
店頭に並べられているセルテートSWや他機種を巻くと少なからず音はしましたので、あまり神経質にならない方が良いと思います。どうしても気になる場合はオーバーホールに出してみると良いかと。

スプール互換は?
8000番であれば10000番と14000番との互換性があります。P,H,XHを1台ずつ購入すれば9種類の組み合わせが出来るので、非常に汎用性が高いかと。
例えば8000Pを購入すると10000Pと14000Pを作ることが出来ますので、ジギングで大型魚を狙いたい方にオススメです。
最初から14000Pが欲しいのであれば、20ソルティガを購入しましょう。替えスプールもいい値段がしますからね。逆に言えば、ソルティガを1台買う金額でセルテートSWを2種類作ることが出来ます。
ターゲット魚に対する熱意と予算で上手く使い分けるのが良さそうです。
21ツインパワーSWとどっちを買う?
セルテートSWを購入する際に、ツインパワーSWとどちらにするか迷いますよね。私も実機をレンタルで借りたり、数件釣り具屋をハシゴしながら悩みました。
同じ8000Pで比較すると次の通りです。
サイズ/スペック | 巻き取り量(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量(号-m) |
21セルテートSW 8000P | 92 | 615 | 25 | 3-400 |
21ツインパワーSW8000P | 94 | 615 | 25 | 3-410 |
糸巻量や巻き取り量に僅かな差はありますが、これだけで判断するのは難しそうです。
結論私はセルテートSWを選びましたが理由は次の3点になります。
①スプール互換
先述した通りセルテートSW8000番は大きい番手とのスプール互換がありますが、ツインパワーSW8000番は互換性がなく独立しています。
正直、一番の決め手の部分はこちらですね。私は他の釣りにも流用したかったので、汎用性の高い方を選びました。
②巻き心地
個体差があるのは間違いないですが、何台か巻き比べたところ総じてセルテートSWの方が巻き心地がよかったです。ヌルヌルな巻き心地はやはり釣り人の心を動かしますね。
③ドラグノブ
実機を見るとわかりますが、セルテートSWの方はドラグノブが大きいです。釣果に差はでないのかもしれませんが、個人的にはセルテートSWの見た目が好みでした。
私はこれらの理由でセルテートSWにしましたが、実用性を視野に入れるとツインパワーに軍配が上がるかもしれません。
セルテートSWでも巻き上げ性能は十分にありますが、ツインパワーSWに搭載されているインフィニティドライブの巻き上げ力は確かなものかと。重たいジグを手返しよく扱いやすいですね。
小型機であればさほど差はないかもしれませんが、14000番以上を使用する大型魚とのファイトであればツインパワーSWの方が良いかもしれません。
私はあくまで8000番ということもあり、悩んだ末にセルテートSWを選びました。万が一それ以上大きい番手を使用するとしても10000番ですので、スプール互換がある方が経済的に優しいことは間違いないです。
ご自身の使用する番手と好み(重要)で選ぶのが間違いないと思います。
20ソルティガとの比較は?
同じ8000Pでソルティガと比較してみると、大きな違いは自重でしょうか。セルテートSWの方が30g軽いですね。
サイズ/スペック | 巻き取り量(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量(号-m) |
21セルテートSW 8000P | 92 | 615 | 25 | 3-400 |
20ソルティガ8000P | 92 | 645 | 25 | 3-400 |
実際に持ち比べましたが、30gだとほぼ違いがわからないレベルでした。
そして、一番の違いはドラグ性能ですね。ソルティガは放熱性が高く、スムーズにドラグを出すことが出来ます。
つきまして、大型魚とのファイトにおける耐久性に関してはソルティガの圧勝かと。ザイオン製ロータの巻き心地は軽いですが、耐久性は金属ロータのソルティガに負けますからね。
とはいえど私の使用するセルテートSWの8000Pですが、ドラグトラブルが一度もないことも事実です。ソルティガに劣るというだけで、十分な性能を持ち合わせていますからね。
ですので、ターゲットとする魚種によって使い分けるのが良いと思います。14000番以上を使用する大型魚とのファイトが前提で、どうしても逃したくないのであればソルティガを選択するのが間違いないのではないでしょうか。
以上、セルテート8000Pを紹介させていただきました。ツインパワーやソルティガと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!