グランデージアトラスですが、番手も多くどれにするか悩みませんか?組み合わせるリールや番手も人によって大きく異なるイメージです。
実際に100H、106HH/PSを使用してみましたので、ロッド選びの参考になりますと幸いです。
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グランデージアトラス ブルーランナーのスペックやインプレは?
グランデージアトラスのスペックは次の通りです。この中から100H、106HH/PSを抜粋して紹介しますね。
参照:アピア
グランデージアトラス ブルーランナー 100H
使用感
このロッドはシリーズの中でもスタンダードな立ち位置です。良い値段がしますが“想像より良い“と思わせてくれるロッドです。
大型青物を狙うシチュエーションにおいて場所を選びません。磯、沖堤、サーフなど、あらゆるシーンで活躍します。
加えてジグとプラグを快適に操作できるため、この1本でショアジギング、プラッキング両方が可能です。ブランクスは張りがありますが、硬すぎずに魚の引きをよく吸収します。
写真の様にかなり気持ち良いファイトが出来ますよ。
スパッと軽い力でキャスト出来るのでアングラーにかかる負担も少ないですし、フッキング時は根本の方から曲がるのでバイトを弾きません。
魚とのファイト
ハマチクラスなら軽々と引っ張り出せます。106HH/PSと比べると少し柔らかいですが、それでもパワフルな部類かと。
ブリクラスでも曲がりと復元力のバランスが良いので、パワー不足は感じませんね。青物御三家にも問題なく対処できるかと。
また、シリーズの中でも好みが分かれにくいブランクス設計だと思います。使用するフィールドが明確に決まっていない場合はこの番手が無難ではないでしょうか。
こちらの1本も体の負担が少なく、快適なファイトができました。ロッドが気持ちよく曲がるので、使用していて楽しいです。
グランデージアトラス ブルーランナー 106HH/PS
使用感
竿の第一印象ですが、他の同じクラスのロッドと比較しても硬いです。ジグをメインで使用しても良いのですが、プラグで使用する方が多い番手かと。
硬いロッドにも関わらず小さなあたりも逃さないため、扱いやすいです。魚の活性が低い時のつつく様なアタリも捉えますね。
飛距離に関しては振り抜きやすく、竿の重さを活かした投げ方をすれば十分すぎる飛距離が出ます。
硬さに反して特有の“しなり”があるため、バッドから思いっきり振り抜きましょう。想像以上に飛ぶと思います。
魚とのファイト
ロッドが強いため大型魚にも余裕で対応できます。パワーを活かして主導権を握りやすいため、魚の頭をこちらに向けやすく取り込みやすいです。
この写真は足場の悪い場所で魚が優位な地形でしたが、問題なくファイトできました。ロッドパワーは正義です(笑)
私は106HH/PSと8000番のリールを組み合わせてプラグを投げましたが、ブリは問題なく釣れました。対象魚やフィールドによって上手く使い分けていきましょう。
100H、100HH、105HHH/PSで悩んだら?
先述した通り100Hがスタンダードで扱いやすく、全国のロックショアシーンで通用する番手です。
ロックショアロッドとして癖のないブランクス、メタルジグからプラグまで操れる万能さを兼ね備えていますね。
ロックショアゲーム初めたての方や最初の1本に悩む方は、こちらの番手を基準にすると良いかと。
自身のメインフィールドに大型のカンパチやGTがいるのであれば、100HH、105HHH/PSと番手を上げていきましょう。
参考までに軽く特徴を記載しておきます。
ブルーランナー 100HH
こちらもジグとプラグ両方で使用することが出来ますね。100H、100HHまでをジグ単にする方も多い印象です。
ティップもしなやかでありながら硬いため、長時間ルアーを使用しても疲れませんよ。
ブルーランナー 105HHH/PS
プラグをメインに扱う方にオススメです。かなりパワフルなので、20cm以上の大型プラグでも余裕でキャストできます。
また、硬いにも関わらず操作性は抜群です。無駄なく力が伝わりますので、本当に良く出来たロッドだと思います。
しかしフィールドによりますが100gを切ると、ルアーによっては上手く動かないと思います。水面を割って飛び出てしまうケースがありますので、オーバースペックには注意してくださいね。
グランデージアトラス ブルーランナーは折れる?
普段使用する上で、折れやすさを感じたりすることはなかったです。先述した通り、ブランクスは張りがありつつも、しっかり曲がり込みますからね。
特段ピーキーでもないと思います。
しかし、竿のしなりを使わずに力だけでキャストすると折れるかもしれません。元が硬いので他の竿と比べても頑丈だとは思いますが、たらしの短すぎには注意しましょう。
80g以上の重たいルアーを力だけでキャストして、ティップから折っている方をたまに見ます。基本的にはルアーの重さを乗せて、しなりで投げる“ぺンデュラムキャスト”を意識すれば問題ないかと。
しかし初期不良はないと言い切れませんので、変な折れ方をした場合はメーカーに問い合わせましょう。折れないことが大半だとは思いますが、必ずではないので。
グランデージアトラスに合うリールは?
100H、106HH/PS共に最低でも8000番以上を推奨します。100H は8000番でジグ単、106HH/PSは14000番でプラグ単にする方も多い印象です。
ギヤ比に関しては以下の形で使い分けると良いと思います。
HG、XG | プラグを操作する際や浅場がメインフィールドである場合 |
PG | 深場でジグを操作する必要があり、巻取りの力強さが欲しい場合 |
シマノ 21ツインパワーSW
インフィニティドライブの採用で力強さがありつつ、滑らかで軽快に巻くことができます。
ブルーランナー 100Hでも重いロッドのため、重心のバランス調整で10000番や14000番を使用する方もいますね。
価格帯やコストパフォーマンスを考慮すると安心感と安定感が抜群です。
インプレ記事がございますので、参考までに。
ダイワ 21セルテートSW
モノコックボディの剛性は本物です。オフショアのジギングで激しくシャクってもパワー不足は感じないレベルです。
80cm程度ですがヒラマサを無理やり根から剥がした経験もあるので、思ったよりもパワフルだと感じるかと。
巻き心地はツインパワーSWより良いですが、パワフルさはツインパワーSWに軍配が上がります。こちらもインプレ記事がございますので、参考までに。
PENN スラマー4
竿の強さを活かせるリールパワーに加え、ロッドの重さともフィットしています。
スラマー自体重いリールですが、アトラスも重たい(375g)ためタックルバランスは非常に良いです。
オフショアのジギングで使用すると巻きも重く修行になりますが、重たいロッドと組み合わせてキャストする分には意外と気になりません。
とはいえど、国産リールのつもりで使用しない方が良いです。
やはり剛性には申し分ないものの、巻きの重さは価格相応といったところでしょうか。使用するうちにグリスが馴染んでだいぶ軽くなるとは思いますが。
※国産リールと表記が違います。大体、6500番がシマノダイワの8000番に近いですね。PE4号メインなら5500番、5号以上なら6500番を推奨します。
ダイワ 20ソルティガ
巻き心地も滑らかで剛性も高いため、アトラスと非常にマッチしています。スラマー4と比較すると力はありませんが、ファイトは楽です。
体感ですが飛距離もソルティガの方が出ますので、予算に余裕があるのであればこちらの方が良いかと。
また確実にツインパワーSWやセルテートSWよりも剛性が高いので、長期的に使用するのであればこちらが良いと思います。
ネックとしては少し値落ちしやすいことですね。ステラSWと比較して資産性は△です。
使い倒すのか、売りに出すのかを事前に考えておくと良いと思います。
グランデージアトラス ブルーランナーの評価は?
他のロッドとも投げ比べましたが、一番の強みは疲労が少なく1日ロッドを振ることが可能なところですね。
良く曲がりますし、多くの方が”思ったよりも良い”を口にするロッドですので。
“竿の自重は重たいにも関わらずキャストが軽い”を強く感じることが出来ますよ。
またAPIAのナノジョイントシステムを使っているため、竿の繋ぎで外れることがありません。安心してフルキャスト出来る部分も高評価です。
ロッドパワーとキャストの軽さを兼ね備えたロッドになりますので、是非とも試してみてください。
以上、グランデージアトラスを解説しました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。