8000番のリールって用途がピンと来ない方も多いのではないでしょうか?
用途や対象魚からオススメリールまで一挙紹介します。皆様のリール選びの参考になりましたら幸いです。
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8000番リールの用途や対象魚は?
8000番リールは用途が限定的な様に思えますが、意外と出番が多い番手になります。
具体例を見ていきます。
8000PG | オフショアジギング |
8000HG~XG | ロックショア、オフショアキャスティング |
主にこのような使い方をする方が多いのではないでしょうか?
これだけ見ると8000HG~XGの方が汎用性は高く思えますが、そんなこともありません。8000PGは外洋のジギングでオールマイティに使用出来ますからね。
日本海でブリやヒラマサを狙うのも可能ですし、太平洋でビンチョウマグロにも兼用可能です。
それに対して8000HGやXGはロックショアとオフショア両方で兼用できるのが魅力なところかと。ロックショアで青物を狙い、オフショアでシイラを狙うなどの使い方が出来ますよ。
どうでしょうか?意外と汎用性が高い番手だと思います。
勿論海域によって異なりますが、ハマるエリアでは出番が多いサイズですね。
8000番と10000番で悩んだらどっちを買うのが良い?
当たり前と言えば当たり前ですが、まずは使用する海域でどちらが必要かを考えましょう。私の印象では10000番より8000番の方が良く売れている印象があります。
意外と8000番までのリールで対処できる釣りが多いですからね。
“大は小を兼ねる“という考えで重量差を飲み込めるのであれば、10000番を買っても後悔しないかと。8000番と10000番で優劣をつけるのは難しいので。
重量差に関してもタックルバランスによって伝わる感覚が違いますので、何とも言えない部分です。
例えば、21セルテートSWと21ツインパワーSWで見ていきましょう。
機種名 | 自重(g) | 糸巻量(号ーm) | スプール互換 |
21セルテートSW 8000-P | 615 | 4-300 | 10000,14000 |
21セルテートSW 10000-P | 620 | 5-300 | 8000,14000 |
21ツインパワーSW 8000PG | 615 | 4-300 | – |
21ツインパワーSW 10000PG | 655 | 5-300 | 14000 |
セルテートは8000番と10000番で5gしか変わらないのに対して、ツインパワーは40g違います。
重量差だけ見ればセルテートの方が無難に見えますが、意外とタックルバランスが良いと40gの差が気にならない場合もあります。
しかし仮に8000番を購入するとして、スプール互換性が高いのはセルテートですよ。ツインパワーのスプールは独立していますからね。
シマノでおすすめの8000番スピニングリールは?
21ツインパワーSW 8000
金属ギヤで巻き取り力の強さが魅力です。21セルテートSWと実釣で巻き比べましたが、こちらの方がパワーはあると言えましょう。
巻き心地も良いですし、ブリやヒラマサ、シイラ、ビンチョウマグロでも活躍できる機種になります。特にブリ族であれば楽勝かと。
少し先述しましたが、以下の2点のみ残念です。
①スプールの独立 |
②ドラグノブの小ささ |
剛性もバッチリなリールなので、ここさえ良ければ完璧でした。
19ステラSW 8000
こちらに関しては言うことありませんね。剛性、巻き心地全てが最高峰です。ツインパワーと比較しても、明確に上位互換であることが分かると思います。
そして、一番の魅力は何と言っても資産性の高さです。
中古のステラを見たことがありますか?
型落ちでも良い値段がしていると思います。これが全てです。
やはりステラのブランド力は凄まじいので、リセールバリューも最高峰です。いつモデルチェンジするかを気にせずに使用出来ますので、予算に余裕のある方はステラの購入をオススメします。
19ストラディックSW 8000
24ストラディックSWが発売されますが、こちらも十分に良いリールです。おそらく値下げやセールがあると思いますので、サブ機での購入はいかがでしょうか?
こちらでブリや青物を何匹も釣っていますが、未だに現役のリールです。
諭吉さん2枚で購入できることを考えれば、十分な性能ではないでしょうか。24の新作に期待するもよし、値下げされたタイミングで予備機として持つのもよいでしょう。
流石にツインパワー程の安心感はありませんが、ワラサやサワラの数釣りであれば十分に対処できます。
ダイワでおすすめの8000番スピニングリールは?
21セルテートSW 8000
デザインもかっこよいですし、巻き心地も素晴らしいです。入門機としては少し高いですが、“正直背伸びしても買うべき“と感じるくらいオススメです。
モノコックボディで剛性面も問題ありませんし、巻き心地もヌルヌルしています。12キャタリナや16キャタリナと比較して、全くの別物と言ってよいでしょう。
楽々に対処できますよ!ヒラマサもなんとかなります。
パワーやライントラブルの起きやすさに関しても大幅に改良されていますので、その点も魅力ですね。
20ソルティガ 8000
巻き心地、剛性、最高です。
ステラと好みが分かれる機種ではありますが、リセールバリューを気にしないのであればこちらでも良いですね。
デザインも唯一無二なものですので、好きな方を選ぶと良いでしょう。21セルテートSWでも十分に釣りは楽しめますが、諸々が上回っていると感じさせてくれる機種です。
おそらく近いうちにモデルチェンジすると思われますので、値下げされたタイミングで買うのが一番後悔しないと思います。
22カルディアSW 8000
炎上など色々あったリールですが、デザインも良いですし個人的には好きです。
私も発売当初から使用していますが、未だに現役です。一番の評価ポイントはザラツキが出ないことですね。
意外とこの価格帯のリールは一定数の青物を釣るとゴリゴリする傾向にありますが、私の個体に関しては全く問題ありませんでした。
機種や使い方によって異なる部分にはなりますが、言われているほど悪評を気にする必要もないかと。大物狙いだと少し不安がありますが、価格を考えると許せる範囲ではないでしょうか。
ストラディックSW同様、安心できるのはブリやサワラクラスまでだと思います。というより大型ヒラマサなども狙えるのですが、リールの負担が気になりますし非力さが目立つかと。
コスパ最強で安い8000番スピニングリールは?
PENNスラマー4 6500
価格と剛性だけで見ると最強です。6500番ですが糸巻量が4-300m入りますので、日本の8000番と同じくらいの大きさになります。
正直、剛性に関しては国産リールより優れていると思います。実際に巻くとわかりますが、全く壊れる気がしません。
唯一の欠点としてはとにかく重すぎることです。PENN特有の緑色のグリスはやっぱり重く感じます(笑)
馴染めば多少マシになりますが、最初に巻いた時は“なんだこれ”と声が出るレベルかと。
自分の体力に自信がある方は一度買ってみると良いでしょう。とにかく、剛性と金額に全振りしたリールですね。
ただ、タックルバランスが良いと気にならない場面もあります。グランデージアトラスと組み合わせて使用しましたが、快適にキャスト出来ました。
ジギングでなくキャスティングであれば、気にならない場面も多いかもしれません。
23BG SW 8000
前作は“ただ重い”という様なリールでしたが、今作はパワーも上がり大幅に性能が向上しています。
デザインもかっこよくなったので、サブ機や入門機としては十分かと。諭吉さんと少しの値段で買えますので、価格を考えるとコスパは良いですからね。
というより、寿命が来ても納得がいく金額です。個人的には21セルテートSWの購入がオススメですが、予算的に厳しい方はこちらでも活躍いただけるかと。
“稀にしか釣りに行かないし、レンタルも借りたくない“という方は是非とも買ってみると良いと思います。
意外と“思ったより良い“と感じるリールの1つです。
21スフェロスSW 8000
触ればわかりますが、とにかく頑丈です。友人にこちらを酷使している方がいるのですが、驚くほどに壊れていません。
少し巻きの重さは気になりますが、価格を考慮すれば飲み込める範囲内だと思います。
SWリールとしては合格ですが、気になるのがドラグノブの小ささですね。ファイト中に頻繁に触る部分ではありませんが、もう少し大きくして欲しかったと思います。
オフショアでも場所移動の際にサクッと調整したい時がありますからね。
ただ、金額を考えれば諸々の納得は行く良いリールです。
以上、8000番のオススメリールを紹介しました。汎用性も高い番手になりますので、是非とも参考にしていただけたらと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。