24ツインパワーの使用感が気になりませんか?私は前作から使用していますので、20ツインパワーとの違いにも触れながらインプレします。
巻き心地とキャストフィールが最高なリールですので、実際に使用するイメージが湧いていただけると幸いです。
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24ツインパワーのラインナップは?糸巻量やスプール互換は?
24ツインパワーのラインナップは以下の通りです。シルバー基調の落ち着いたデザインは高級感もあるので、18ステラや20ツインパワーを使い倒した方は買い替えを検討しても良いかと。
参考までにC2000Sで比較すると、22ステラが170gに対して24ツインパワーは175gです。重すぎることもなく、使用しやすいと思います。
サイズ/スペック | 巻き取り量(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量PE(号-m) |
C2000S | 69 | 175 | 3 | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 |
C2500SXG | 87 | 180 | 3 | 0.6-200, 0.8-150, 1-12 |
2500S | 75 | 210 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 |
2500SHG | 87 | 210 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 |
C3000 | 75 | 215 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
C3000MHG | 86 | 215 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 |
C3000XG | 94 | 215 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
3000MHG | 84 | 235 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 |
4000M | 87 | 260 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 |
4000PG | 72 | 265 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
4000MHG | 93 | 260 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 |
4000XG | 101 | 260 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
C5000XG | 101 | 265 | 11 | 1.5-400, 2-300, 3-200 |
スペックは一部抜粋となっております。参照:シマノ
スプールに関しては22ステラ、23ヴァンキッシュ、23ストラディック間で互換性がありますね。スプールと同機種のドラグノブがセットであれば、旧モデルとも交換可能です。
参照:シマノ
24ツインパワーをインプレ!20ツインパワーとの違いは?
巻き心地、剛性
巻き心地は言うまでもなくシルキーでして、思わず声が出てしまいました。巻きの軽さ、滑らかさ共に素晴らしいですね。
“ツインパワーもついにここまで来たか“というレベルです。
22ステラから採用されているインフィニティクロスという技術特性も搭載されているので、明らかにパワフルになっています。加えてSWリールにも採用されているインフィニティドライブとの組み合わせでより力強くなっているので、剛性面も完璧です。
実際にルアーを巻き取る際、明らかに手元に来る負担が軽減されています。
こちらの写真もそうですが、3000番でも荒ぶる根魚を制圧出来ますよ(笑)
価格を抑えながら22ステラの技術特性を余すことなく採用しているため、非常に完成度の高いリールだと思います。
20ツインパワーとの違い
先述した通り、力強さが一番違うと思います。巻取りのパワーが格段に上がったので、抵抗の大きなルアーもストレスなく巻けるようになりました。
ドラグワッシャーも材質がデュラクロスになったことにより、耐磨耗性も向上しています。
剛性面に関して、文句ないレベルまでたどり着きましたね。
ドラグ性能も前作よりスムーズに機能していますよ。私の20ツインパワーだけかもしれませんが、初動が引っかかる感覚がありましたので。
22ステラと同等は言いすぎかもしれませんが、そう思えるくらいにドラグ性能が向上しています。大型で力強く走る魚も狙いたいところです。
基本的にはどのロッドに合わせても違和感なく使用できるかと。シックなデザインに落ち着いたことにより、高級感をより感じるようになりました。
密巻きはいらない?ライントラブル?
インフィニティループ(密巻き)が本モデルから搭載されましたが、個人的には本当にキャストしていて気持ちよかったです。
ある程度釣り歴の長いアングラーはこの機能によるライントラブルを懸念するかもしれませんが、私は問題ないと考えています。
AR-Cスプール搭載 | ドラグノブ側の角度を浅くすることにより、キャスト時のライントラブルを防いでいる |
アンチツイストフィンの採用 | プラスチックの薄いフィンが付いたことにより、巻き取る際にラインがたるむことを抑える |
大前提としてこれらのトラブル防止機能がついていますからね。また22ステラのバックラッシュは発売当初は多かったものの、現在はベールの角度が調整されていることから、ほぼ改善していると思われます。
24ツインパワーも修正後ステラと同じベール角度ですので、ライントラブルの心配はいらないかと。(私の22ステラは気持ち悪いくらいトラブルが起きません。)
実際に24ツインパワーで100投した動画をアップロードしましたので、参考にしていただけたらと思います。
24ツインパワーのオススメ番手は?
24ツインパワー C3000XG
この番手はあらゆる釣りに使える万能番手です。対象魚でいえばシーバス、ロックフィッシュ、チヌ、イカなど挙げだしたらキリが無いほどです。
今回の24ツインパワーは抜群の剛性を誇っていますので、ロッドを変えるだけで多くの釣りに流用できますね。
リールを購入して使用しないのが一番勿体ないので、やはり汎用性の高い番手が間違いないです。耐久性×万能を兼ね備えた番手ですので、迷ったらこちらにしましょう。
同じ用途であれば23ストラディックでも良いのですが、使用感はやはり落ちます。実際のインプレ記事がございますので、参考にしていただけると嬉しいです。
24ツインパワー C5000XG
この番手は堤防やサーフの青物釣りや磯ヒラに使うことが多い番手です。
力強く走る魚には24ツインパワーの剛性がしっかりと活かせます。21ツインパワーXDで対応できる魚種も多いのですが、今作ほどのパワフルさはありませんからね。
24ツインパワーは汎用リールでありながらインフィニティドライブとインフィニティクロスを搭載しているので、SW機に匹敵するパワーがあるように思えます。
“剛性は高いがSWリールだと重くてレスポンス性に欠けてしまう”というアングラーの悩みを解決する番手です。
サワラ狙いのブレードジギングにも使えると思います。ストラディックSWと比較して、剛性が高いのはどちらかを検証してみたいところです。
24セルテートとの比較は?密巻きが決め手?
この2機種はよく比較されることが多いですが、意見は十人十色かと思います。値段もほぼ互角ですが、違いは次の通りです。
機種/材質 | ロータ | ボディ素材 |
24ツインパワー | 金属 | ハイブリッドボディ |
24セルテート | 強化プラスチック | フルメタル |
非常に優劣をつけにくいんですよね。どちらにも良い部分があるため、何年経っても決着はつきません。とはいえど使用感は明確に違うので、以下の使い分けはいかがでしょうか。
24ツインパワー | 金属ロータを活かしパワーファイトをしたい方 |
24セルテート | 巻き感度やレスポンス性を楽しみたい方 |
先述した通り私は密巻きでのライントラブルはないですが、どうしても抵抗があるのであれば24セルテートの方が無難だと思います。
しかし24ツインパワーのシルキーさ向上により、巻き心地だけでセルテートを選ぶのも難しいのが現状です。
どちらも良いリールですので決めきれない場合、デザインで選ぶのが一番後悔しないかもしれません。
22ステラや23ヴァンキッシュと悩んだら?
今回の24ツインパワーは22ステラの技術特性を惜しみなく採用している、非常に完成度の高いリールです。
最初触った時は“もはや同格なのか?”と思いましたが、使用感は明らかに全てにおいて22ステラが数段上ですね。
巻きの力強さ、安定感が大きく違います。本当によく出来たリールですが、やはりステラはステラです。
また24ツインパワーはパワフルで巻き心地も良いですが、やはり軽さやレスポンス性は23ヴァンキッシュに及びません。
ロックフィッシュやスーパーライトショアジギングでパワフルな釣りをするのであれば24ツインパワーの方が向いていますが、エギングやアジングはヴァンキッシュの方が向いているかと。
ですので、用途によって使い分ける必要が出てきますね。
22ステラ | 最高峰を知りたい方、資産性の高さに魅かれる方 |
23ヴァンキッシュ | ライトゲームやトーナメントの釣り |
24ツインパワー | 予算を抑えつつも高性能リールが欲しい方 |
それぞれ用途が異なりますが、一番コスパが良いのは24ツインパワーだと思います。やはり価格も抑えながら、巻き心地とトルクを兼ね備えているのは素晴らしいです。
以上、24ツインパワー 3000XGを解説いたしました。高級感のあるデザインながら、使用感は前作より大幅に向上しています。
是非とも試してみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。