ヤマガブランクスのシーウォークをご存じでしょうか?ギャラハドは知っているけど、シーウォークは・・・といった方も多いと思います。
64L/67ULの2種類で実釣しましたので、インプレから使い方まで紹介します。ライトジギングロッドは選ぶのが難しいと思いますので、参考になりましたら幸いです。
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シーウォークのラインナップは?キャストジギングも?
シーウォーク・ライトジギングですが、以下のラインナップがございます。SLJ~ライトジギングまで広く網羅したラインナップですね。
番手/スペック | タイプ | 適合ルアー(g) | cast(g) |
67UL | スピニング | 15~40 | 25 |
64L | スピニング | 30~80 | 35 |
64ML | スピニング | 60~120 | 50 |
B66L | ベイト | 40~80 | – |
B66ML | ベイト | 40~120 | – |
B65M | ベイト | 60~150 | – |
縦に落とすだけでなく、軽く投げることが出来るのも魅力です。ジギングロッドにはキャストを想定していない製品も多いので、公式のウェイト表記は有難く思います。
そして、2023年にはシーウォーク・キャストジギング “スイム&スキップ“も発売されましたね。
2番手のみになりますが、どちらも64MLよりも硬めに設計されています。
番手/スペック | タイプ | オーバーキャスト(g) | アンダーキャスト(g) |
SS 71ML | スピニング | max40 | max60 |
SS 73M | スピニング | max60 | max80 |
参照:ヤマガブランクス シーウォーク・キャストジギング “スイム&スキップ“
もともと汎用性が高く色々な釣りに流用できるロッドでしたが、より万能オフショアロッドになった印象を受けました。サワラのブレードジギングにも使用できますね。
シーウォーク・ライトジギングのインプレは?
まずこのシリーズですが、通常のジギングとは使用方法が異なる印象です。シャクるというよりは、ただ巻きやチョンチョンと竿先を軽く動かすアクションを得意としています。
64Lであれば早めのワンピッチでシャクっても問題ありませんが、同じアクションを67ULで表現しようとすると難しい気がしますね。これらを踏まえてのインプレです!
シーウォーク・ライトジギング 64L
一番スタンダードなモデルでして、使用頻度の高い30~80gのジグを扱えます。
主な使い方は次の通りですね。
30gくらいのジグを遠くにキャストして、横引きしながら広範囲を探る時 |
水深50m以上の深場を細いラインや軽いジグで探りたい時 |
基本はただ巻きや軽めのアクションにて使用することが多いですが、バッドがしっかりしているので60gくらいのジグであれば快適にシャクれます。
ジグは60gであれば、通常のジギングロッドよりもナチュラルに動いているかと。(あくまで水中の話ですので、イメージの世界になりますが。)
柔らかいワンピッチで爆釣した経験もありますよ!
シーウォーク ライトジギング 67UL
かなり柔らかいロッドなので、基本的に激しくシャクる使い方はしませんね。64Lと比べてもバッドまで大きく曲がります。
主に私は次のシチュエーションで使用することが多いです。
20g前後のジグをスイミングさせる時 |
シャローエリアで軽いジグを使用する時 |
繊細さ相応に感度も良くなりますので、軽いジグの操作性が良いです。カタログには~40gまでと記載がありますが、概ねスペック通りな印象です。
40g以上のジグを使用する場合、少しもたれる感覚があると思います。
ティップが柔らかく極細ラインが使用できるので、ひとつテンヤのロッドの代用としても良いですよ。
むしろ私はこちらをメインで使用しています。
シーウォーク 64Lと67ULに合うリールは?
24ツインパワー 2500~3000番
5キロクラスの青物、真鯛なども釣れることがあるのでドラグ機能が高いリールを推奨します。
特に細いラインで大物を釣るSLJでは、シビアな調整が必要になりますからね。ドラグがスムーズに出ないとブレイクする可能性がありますので、妥協したくないところです。
剛性に関しても20ツインパワーよりパワフルになっていることから、安心できますよ。
糸巻量はPE1号が150m以上巻ければ十分なので、ロッドバランスを考慮すると3000番以下のものがベストかと。
23ストラディック 2500~3000番
24ツインパワーや23ヴァンキッシュと比較すると巻き心地は落ちますが、十分な性能があります。入門機やサブ機に大活躍ですね。
実際に20gのジグをシャクって見ましたが、たわむことなく余裕で使用できました。SWリールではありませんが、ライトジギングをこなすスペックは備わっていますね。
試しにドラグをキツめに締めてみても小型青物は問題なく対処できたので、剛性とドラグ性能は信用できるレベルです。
64Lや67ULで青物とのファイトはしんどい?
シーウォークは根元も細く柔らかいロッドですが、そのパワーは見た目とは全く違います。
64Lは60gのジグもバッドからシャクれるパワーがありますので、勿論青物とのファイトも余裕です。
このクラスでも問題ないですね。
67ULの場合もmaxドラグ値が2キロはあるので、余裕で魚を上げてくれますよ。
これまでに3キロオーバーの真鯛やワラサも釣りましたが、走り出した時もしっかりロッドが受け止めてくれました。
私は2キロ程度までしかドラグを締めませんが、3キロくらいでも問題なく使用できる範囲内かと。ブリクラスがかかると流石に時間がかかりますが、ハマチ程度であれば早く勝負がつくレベルです。
ギャラハドとの使い分けは?
使用できるラインの強度が違いますね。
ギャラハドでは一番柔らかいモデルでもmax PE 2号まで使用出来ますが、シーウォークでは一番固いモデルでもmax PE1.5号までとなっています。
これらの違いは最大ドラグ値の違いにも繋がるので、そもそもコンセプトが別物ではないでしょうか。
実際に使用してみても、ギャラハドはシャクることで真価が発揮されることが伝わります。表現が難しいですが、ただ巻きや竿先でチョンチョンする釣りを想定していない感じです。
つきましては、以下の使い分けが現実的かと。
ギャラハド | 水深30m以上でのバーチカルな通常ジギング |
シーウォーク | 浅場でのジギングや、軽めのジグをキャストして使用する場合 |
以上、シーウォークについて解説いたしました。アタリも取りやすいロッドですので、SLJのタックルに悩んでいる方がいらっしゃいましたら是非。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。