シマノのゲーム タイプLJとグラップラーBB LJで悩む方も多いのではないでしょうか?どちらも青物からサクラマスまで広く使えるので、汎用性が高いです。
実際にゲーム タイプLJをオフショアで使用してみましたので、インプレから合わせるリールまで幅広く紹介します。上の画像の通り、とにかく曲がるので楽しいです!
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21ゲーム タイプLJのラインナップは?チューブラーやフルソリッドはどれ?
1つ前のモデルと比較すると、更によく曲がる様に進化しています。タイプはチューブラー、フルソリッド、スタンダードモデルの3種類がございます。
分かりやすく表にすると次の通りです。
番手/スペック | タイプ | 用途 | 適合ジグ(g) | 発売(年) |
S62-0 | チューブラー | スーパーライトジギング | 20~100 | 2022 |
S610-0 | チューブラー | スーパーライトジギング | 20~100 | 2022 |
B62-0 | チューブラー | スーパーライトジギング | 30~100 | 2022 |
S65-00/FS | フルソリッド | スーパーライトジギング | 10~80 | 2021 |
S65-0/FS | フルソリッド | スーパーライトジギング | 20~100 | 2021 |
B65-0/FS | フルソリッド | スーパーライトジギング | 30~100 | 2021 |
B62-1/FS | フルソリッド | ライトジギング | 40~130 | 2021 |
B62-2/FS | フルソリッド | ライトジギング | 50~160 | 2021 |
S63-1 | スタンダード | ライトジギング | 30~130 | 2021 |
S63-2 | スタンダード | ライトジギング | 40~160 | 2021 |
B63-1 | スタンダード | ライトジギング | 40~130 | 2021 |
B63-2 | スタンダード | ライトジギング | 50~160 | 2021 |
B63-3 | スタンダード | ライトジギング | 60~180 | 2021 |
参照:シマノ
私の購入したB63-3はLJシリーズの中では一番硬い番手となっており、タイプJの一番柔らかい番手に近いです。
21ゲーム タイプLJ B63-3のインプレは?
シャクリ心地、使用勝手
第一印象として“細身のブランクスながら全体で曲がり、しっかり受け止めるロッド”だと感じました。
軽量でロッドの反発力もあるため、ジグを楽にシャクることが出来ます。表現が難しいですが、復元力もあるのでダレない感じです。
サクラマスは身切れしやすい魚ですが、ロッド全体で曲がり込んでくれるので快適なファイトができました。ジグの細かな操作もイメージしやすく、気持ち良いフッキングが決まりますね。
この軽さと強さを両立できているのは、シマノの技術特性によってブランクスが強化されているからだと思います。
スパイラルXコア | ねじれに対する剛性強化 |
ハイパワーX | ねじれを抑制する機能 |
タフテック∞ | 高強度 |
これらの恩恵があるからか体の負担も少なく、使い勝手は◎です。
扱いやすいジグの重さ
適合ジグのウェイトが60g~180gと幅広く、実際に何gがベストかイメージしにくいですよね。
個人的に使用した感想ですが、100g〜150g程度のジグが一番イメージ通りに動いていました。(あくまで水中は想像の世界なので、感覚です。)
200g前後になってくるとシャクること自体は可能性ですが、ロッドの反発力がなくモッサリした感じになります。
つきましてはmaxウェイトを上回るジグは使用しないのは勿論、30g〜80g程下げて使用するのが良いかと。
ロッドの強みを感じながら、快適にシャクることができる重さだと思います。
21ゲーム タイプLJに合うリールは?
シマノ 22オシアコンクエスト 300HG
ライトジギングロッドの中では比較的強めなロッドであるため、300番リールと組み合わせることがオススメです。ある程度の深場に対応する程のロッドパワーがありますからね。
22オシコンにはインフィニティドライブが搭載されているため、パワーバランス的にも良いと思います。実際に17グラップラー300HGと比較するとわかりますが、パワーが段違いです。
ライトジギングだけでなく、近海ジギングにも併用できる点も魅力に感じます。現に中部エリアではオシコン300HGの汎用性の高さを評価するアングラーも多い印象です。
シマノ 18オシアコンクエスト CT300HG
タナが重要な釣りにはこちらがオススメです。カウンターがついているので、正確に魚のいる位置を探ることが出来ますね。
現状ここまでの剛性とパワーを持ったカウンターリールも少ないので、細かなレンジが釣果を左右するサクラマスジギングでは重宝されます。
そろそろモデルチェンジしそうな気もしますが、大幅に値落ちしないと予想されるので是非。ステラとオシコンは資産です。(違います)
シマノ オシアジガー 1500HG
ライトジギングで大型ブリもヒットするのであれば、オシアジガーもオススメです。ワインダーがなくなるので手返しは悪くなりますが、剛性に安心感を持てます。
意外と近海ジギングでもオシコン300番よりオシアジガー1500番の方が釣りやすそうな場面も多いですからね。
2000番とゲームタイプLJを組み合わせるとジグが飛びすぎると思いますが、1500番であれば比較的ナチュラルな範囲内ですよ。
完全にフォールの釣りであれば300番の方がナチュラルな動きを表現できると思われます。
価格を抑えるのであればトリウムも良いかと。
21グラップラー BBや21ゲーム タイプJの同番手と悩んだら?
下位モデル、グラップラー BBの同番手と悩んだら?
先述した通りゲームタイプLJは曲がりつつ復元してくれるので、柔軟さと反発力を両立できています。
下位モデルになるほどロッドに込めた力が分散するリスクも高く、総じて魚を釣りにくくなりますね。
実際に検証できないので難しいですが、水深の深い場所ではグラップラーBBよりゲームタイプJの方が重い通りにジグが動いていると思われます。
しかしオフショアはお金がかかりますので、少しでもコストを抑えたい方はグラップラーBBで良いかと。最低限の性能はありますし、十分釣れますので。
使用感も程度満足した上で釣果を安定させたい方は、ゲームタイプLJの方が向いているのではないでしょうか。
ゲーム タイプJと悩んだら?
あくまで個人的な意見ですが、私はターゲットや海域によって使い分けます。
湾内ジギング | ゲームタイプLJ |
外洋ジギング(大物狙い) | ゲームタイプJ |
ライトジギングでゲームタイプJを使用するとジグが大きく飛ぶため、ナチュラルな釣りとかけ離れてしまうかと。
フォールや若干遅めのピッチでブリ族を狙うのであればLJの方が良いですね。
逆にメーターオーバーのヒラマサや10キロ超えブリが釣れるのであれば、ゲームタイプJの方が向いています。
そのクラスとのファイトはゲームタイプLJだと時間がかかるので、船で連鎖していると周囲に迷惑がかかる可能性もありますからね。
個人的には8000番以上のリールを使用する場合、ゲームタイプJを持っていきます。
青物は釣れる?鰤がかかっても大丈夫?
適正な対象魚は根魚や中型青物だと思います。
しかし不意の大型魚が掛かった際も反発力を活かせば、大型青物でも問題なくファイト可能です。勿論、強引なファイトはしないが前提になりますが。
実際このロッドでブリサイズを釣りましたが、折れそうになるようなことはありませんでした。時間をかけて慎重に対応すれば、十分に釣る性能はあります。
とはいえど先述した通りライトジギングロッドなので、アベレージでブリクラスが釣れるのであればゲームタイプJを使用しましょう。ワラサ程度では問題ありませんが、大型メインで狙うには少し心もとない場面が多いかと。
ターゲットだけでなく、大物がかかる頻度も視野に入れた方が良いですね。
以上、ゲームタイプLJを紹介いたしました。価格相応によく作られた製品だと思いますので、是非とも使用してみてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。