23メタニウムと22バンタムで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?実際に23メタニウム 100XGを半年間使用してみましたので、インプレからブレーキ設定まで紹介します。
より詳しい情報を知りたい場合、動画も投稿していますので参考にしていただけたらと思います。
製品の閲覧と購入ができる様にamazon/楽天市場の広告リンクを設置していますので、気になった方はリンク先をチェックしてみてください。
23メタニウムのラインナップや糸巻量は?20メタニウムと何が違う?
23メタニウムは20メタニウムに100番スプールを追加したモデルです。20メタニウムの糸巻量は12lb 100mですが、14lbを100m巻けるラインキャパシティに進化しました。
同一機種なので性能的な違いはありませんが、ソルトのロックフィッシュゲームやベイトシーバスにも十分対応できるスペックですね。
サイズ/スペック | 巻き取り量(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量(号-m) |
RIGHT(20) | 66 | 175 | 5 | 12-100 |
LEFT(20) | 66 | 175 | 5 | 12-100 |
HG RIGHT(20) | 76 | 175 | 5 | 12-100 |
HG LEFT(20) | 76 | 175 | 5 | 12-100 |
XG RIGHT(20) | 86 | 175 | 5 | 12-100 |
XG LEFT(20) | 86 | 175 | 5 | 12-100 |
100HG(23) | 76 | 175 | 5 | 14-100 |
101HG(23) | 76 | 175 | 5 | 14-100 |
100XG(23) | 86 | 175 | 5 | 14-100 |
101XG(23) | 86 | 175 | 5 | 14-100 |
スペックは一部抜粋となります。 参照:シマノ
表にしてみるとわかりますが、糸巻量以外に大きな違いは見当たりませんね。番手の横にある(23)表記が2023年度の追加機種となります。
23メタニウム 100XGのインプレは?
飛距離
MGLスプールⅢ採用によるものと思いますが、キャストフィールはとにかく抜け感が凄いです。スプールの低慣性化により投げ始めのスプールの立ち上がりも軽快で、滑らかな回転性能を誇りますね。
オーバーヘッドキャストで遠投しても良いですし、軽快さを活かし低弾道で中近距離を狙い撃ちしても最高に気持ち良いです。
また遠心ブレーキ特有の後半の伸びにも着目したいです。
実際に7.8ftのロッドに14lbのフロロラインを巻き10.5gのルアーをフルキャストしたところ、40m前後飛ばすことができました。
先述した通り20メタニウムと性能面に違いはありませんが、太糸を巻けるラインキャパを持ちながらキャストフィールが落ちないことは大きな魅力かと。
巻き、使い心地
マイクロモジュールギア搭載により、巻き心地は言うまでもなくシルキーです。同時にコアソリッドボディやギア素材によるものかと思いますが、力強さも感じます。
ですので、抵抗の大きいルアーであってもストレスなく巻くことが可能です。
操作性に関しては手に収まりやすいサイズなので、パーミングやピッチングなど小手先のテクニックがやりやすい印象を受けました。
堤防のロックフィッシュで主に使用してきましたが、パワフルな巻きで引きの強い根魚にも十分に対応出来ます。
これなら大型ロックフィッシュだけでなく、シーバスや50upのブラックバス相手でも余裕ですね。使用した感想動画も投稿しましたので、参考にしてみてください。
おすすめのブレーキ設定は?初心者には向かない?
個人的な使い方になりますが、オススメのブレーキ設定を紹介します。下にある動画で詳細に解説していますので参考にしてみてください。
①ゼロポジション(スプールがカタつくか、カタつかないかの境)まで、メカニカルブレーキを調整する。 |
②そこから半回転、メカニカルブレーキを締める。 |
③そこから半回転、メカニカルブレーキを締める。 |
④そして外部のブレーキ調整ダイアルを3、強風時は4に設定する。 |
このセッティングであれば大体7g~21g前後のルアーに対し、軽快でサミングもほぼいらない程度の調整になります。
※サミングに関しては遠心ブレーキの特性上、着水時に少し必要ですが投げやすく飛びやすい設定だと思います。
より詳細を知りたい方はこちらの動画を参照ください。
しかし釣りに馴染のない方が入門機として手にする場合、ブレーキ調整が複雑でやや難しい印象を受けるかもしれません。
したがって初心者には価格帯も近くトラブルレスに釣りを楽しめる、21スコーピオンDCをおすすめしたいです。同じベイトリールでもキャスト時に自動でブレーキ調整をしてくれるので、扱いやすいと思います。
22バンタムと23メタニウムで悩んだら?
価格も近く、22バンタムと23メタニウムで悩まれる方も多いのではないでしょうか?似たようなスペックにはなりますが糸巻量に違いがありますので、用途別に使い分けるのが良いかと。
私は投げるルアーの重量によって使い分けますね。
22バンタム | 10~20g前後のルアーで中近距離を探る釣りをする場合 |
23メタニウム | 30gを超えてくるルアーを投げる場合 |
比較的軽いルアーで中近距離を探る釣りをするのであれば22メタニウムが良いと思いますが、30g以上は16lbを100m巻ける22バンタムの方が安心感があるかと。
ロックフィッシュゲームで例えるなら、堤防ロックフィッシュ中心であれば私は23メタニウムを選びます。逆に磯ロックフィッシュ中心でパワフルなファイトを楽しむならば、22バンタムの方が扱いやすいですね。
微妙な違いにはなりますが、自分のスタイルと照らし合わせて選ぶのがベストでしょう。
23メタニウム 100XGの評価は?
キャストフィールがとにかく圧巻です。近距離をピン打ちするのに特化しているフロロラインですが、抜けるように気持ちよく飛んでいきますからね。
しかしブレーキ設定が難しい部分があるので、完全な初心者というより中級者以上向けリールである印象も受けました。
また100番のスプールと剛性により、バスだけでなくソルトまで可能性を広がったことは大きいです。個人的にはタイラバやイカメタルに併用しても面白いと感じています。
PEラインを巻く必要がありますが、飛距離も楽しみつつ縦の釣りも出来れば、非常に汎用性が高いですからね。
つきましてはキャスト性能は勿論、様々な釣りに流用できる出番の多いリールだと思います。気になった方は是非試してみてください。
以上、23メタニウムを紹介いたしました。キャストフィールがかなり良いリールなので、気になった方は是非とも試してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。