ハードブルの使用感が気になりませんか?お手頃価格ですし、SNSで騒がれているので気になる人も多いはずです。
直結で強度の検証やピットブルとの比較もしましたので、簡単にインプレします!
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ハードブル8+のラインナップや発売日、比重は?
比重やラインナップなどを表に纏めてみました。
発売日 | 2024年3月 |
長さ(m) | 100,150,200 |
太さ(号) | 0,6,0.8,1,1.2,1.5,2,3,4,5,6 |
カラー | フレッシュグリーン、スティールグレイ |
比重 | 0.98(ピットブルシリーズと同じ) |
参照:シマノ
長さや太さに関してはピットブルと同じですね。性能は全くの別物ですので、以下に詳述していきます。
ハードブル8+のインプレは?ベイトリールで実釣! 強度や感度は?
感触、感度
触るとツルツルしており繊維のムラもありませんでした。この質感は新構造のMX2工法によるものかと思います。
感度に関しては、他の製品と比較して“少し良いかな”といった印象です。この製品はPEラインでありながら驚くほどハリとコシがありますからね。
テンションを抜いても、ラインがピンとしていますよ。
一般的にPEラインは高感度な印象がありますが、あくまでラインを張った状態に限ります。意外とテンションを抜いた途端にへたれてしまうPEも多いのが現状です。
風や流れの影響を受けにいので、結果的に他の製品に比べて感度良く感じる場面は多いと思います。
飛距離
質感が硬いので、飛びに特化しているとは言えませんね。
“あまり飛んでないな” と感じることもありませんが、“飛距離に光るものがあるか?” と聞かれるとそうでもないです。
しかし、ベイトリールとは非常に相性が良いと思います。
しなやか過ぎないからこそ、風の影響でラインが浮き上がることを防げますからね。ガイドと接触してバックラッシュするリスクも少ない様に感じます。
無事、良型アイナメをキャッチです!
強度
著しく差がある訳ではありませんが、単純な直線強度に関しては8本編みの同社製品に比べて劣ります。
しかしハードブル8+のウリは耐摩耗性に優れている点でして、こちらに関しては圧倒的かと。
一般的にPEは根ズレに弱く、岩場に少し擦れただけで毛羽立ったり切れたりするのが特徴です。
しかし今作は“ヤスリで削っても耐えられる” と豪語しているように、数回程岩場に擦れても毛羽立つことはありませんでした。
私はロックフィッシュがメインですので、今後も大いに役立つラインだと感じています。Youtubeで色々と検証していますので、お時間がある方は是非とも再生してみてください。
ハードブル8+は直結で使用できる?ショックリーダーなしで検証!
今回はPE3号を使ってテトラや海藻などの中に投げ込んでみました。
結論2時間投げ倒しましたが、テトラに擦っても毛羽立ちがなく無傷でした。直結で使用しても全く問題ないと思われます。
しかしあくまでPEラインなので、潮流や海藻の影響を受けやすいです。比重の軽さ故に底取りが困難になり、ライン感度を十分に活かせていませんね。
またラインが伸びないので、ルアーの結束強度もナイロンなどに比べて劣ります。
その点を考慮してショックリーダーは必須かと思いますが、耐摩耗性の大幅な向上自体は間違いないです。
障害物が多くリーダーに傷が入るような状況でも、ハードブルなら無傷で帰還することが多いと思いますよ。
ハードブル8+とピットブル8の違いは?
一番の違いはラインの硬さです。ハードブル8+はテンションを抜いても自立するほどのコシがありますね。
ピットブル8は柔らかくしなやかなので、並べると一目瞭然です。
※上がハードブル8+、下がピットブル8
弱風や追い風時はピットブルの方がよく飛ぶと思います。しかしベイトリールでの使用を考えると、しなやかさがバックラッシュに繋がる可能性も否めません。
適度なハリとコシは飛距離を落とすものの、やはりトラブルレスです。
ですので、以下の使い分けが良いと思いますよ。
ロックフィッシュやバス | ハードブル8+ |
ライトショアジギングやサーフ | ピットブル8 |
ライントラブルやバックラッシュは起こる?
スピニングリールは未検証ですが、ベイトリールの場合だとトラブルは起きませんでした。おそらく、スピニングでも不自由ない気はしています。
硬いラインもトラブルが多いイメージはありますが、フロロカーボンやエステルほどコシがある製品ではありません。
糸クセもついていませんので、バックラッシュも起きにくい印象です。
飛距離は大したことありませんが、今作の適度なハリは初心者にも非常に扱いやすいと思いますよ。ラインが直線的に放出されていくので、ガイドの通りもスムーズに感じる方が多いかと。
発売当初は騒がれましたが、個人的には“欠点をうまくカバーしたバランス良い製品” に落ち着いた様に感じています。
ハードブル8+の評価は?
今までのPEラインでは攻めるのが怖かったような障害物エリアで、恐れることなく投げ込んでいける点は素晴らしいです。
メーカーの誇張ではなく、本当に耐摩耗性が向上しています。従来のPEでは擦れて切れてしまうような場面でも、粘って帰還してくれましたからね。
多少は雑に使えますので、ナマズとかにも良さそうです。
とはいえどPEラインの概念を壊す程の製品だとも感じませんでした。根ズレの強さはありつつも、あくまで値段相応のコスパ最強ラインかと。
同社製品と比較して、しなやかさや直線強度も劣ります。大物狙いや遠投するよりは、障害物エリアでのピン打ちの方が用途としては間違いないですね。
以上、ハードブル 8+をインプレしました。
程よいコシとハリで初心者にも扱いやすいと思います。お手頃価格ですので、是非とも試してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。