21アルテグラのインプレや評価が気になりませんか?近いうちにモデルチェンジするからか、新品価格が下がってきましたね。
1年以上使用したC2000S、発売から3年使用した4000をそれぞれ簡単にインプレします!(C2000Sではアジとメバル、4000はシーバスや青物を実釣しています。)
正直、高価なリールを買わなくともアルテグラで攻略できるターゲットは多いですね。
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21アルテグラのスペックやラインナップは?
21アルテグラのスペックは以下の通りです。
サイズ/スペック | 巻き取り量(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量PE(号-m) |
1000 | 64 | 180 | 3 | 0.8-240, 1-190 |
C2000S | 69 | 185 | 3 | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 |
C2000SHG | 82 | 185 | 3 | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 |
2500 | 78 | 225 | 9 | 1-320, 1.2-270, 1.5-220 |
2500SHG | 89 | 220 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 |
C3000 | 78 | 225 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
C3000HG | 89 | 225 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
C3000XG | 94 | 225 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
4000 | 87 | 270 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
4000XG | 101 | 270 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
C5000XG | 101 | 285 | 11 | 1.5-400, 2-300, 3-200 |
参照:シマノ
自重も重くなく、ワンピースベールは嬉しいです。
ステラに採用されているマイクロモジュールギアⅡとサイレントドライブが搭載された時は話題になりましたね。
<1年間使用>21アルテグラ C2000Sをアジングとメバリングで実釣インプレ!
巻き心地
価格に見合わない程、非常にしっとりとした巻き心地に仕上がっています。
15ツインパワーと巻き比べましたが、謙遜ないレベルです。発売当時に騒がれたことも記憶に新しく、安っぽさが全くありません。
流石に上位機種に比べると巻き始めの軽快さは劣りますが、価格を考えれば気にならないレベルかと。
またロングストロークスプールを採用していますので、ライン減りを抑制し飛距離が向上しています。
正直なところ、写真のような軽量リグだと大幅な飛距離向上は感じませんでしたが。
少々搭載されているスペックが伝わりにくい部分もありますが、総じてクセもなく扱いやすいリールです。アジやメバルを釣る上で不自由を感じたことはありません。
何より下位機種によくある“嫌なザラツキ”を感じない点が一番良いです。
剛性、ドラグ性能
ローター素材が高強度樹脂、ボディ素材がCI4+なので金属素材が使われていない点で剛性面はあまり期待しない方が良いです。
しかしローター自体はがっしりしていますし、怪魚クラスではない限り様々な魚種に対応できるかと。
ボディ素材のCI4+も上位モデルに採用されており、特段剛性が低い素材ではありませんからね。むしろリールが軽量化されているので、C2000Sにはメリットだと思いますよ。
小型番手でメバルの数釣りが楽しめました。持ち重りもしませんので“大型魚以外にお金を使いたくない方”に非常にオススメです。
ドラグ性能に関して、強めに締めると滑り出しが少し硬い印象があります。実釣に必要なレベルは備わっていますので、使い物にならない程ではありませんが。
フルロックよりも、手で引っ張って動く程度でドラグ調整すると良いかと。
ドラグ音はステラやツインパワーのような甲高い金属音ではありません。残念ながら1万円代のリールでよく聞く“チリチリ”音です。
<3年間使用>21アルテグラ 4000をシーバスとジギングで実釣インプレ!
シーバスとスーパーライトショアジギング(SLJ)で使用しましたが、実釣に問題ありません。(SLJはイサキと根魚狙いです。)
流石にシャリ感は出てきましたが、諭吉さんと樋口さん1枚でたくさんの思い出を残してくれました。
シーバスやチヌも100本以上釣っていますし、サブやお手軽に使用するリールとしての購入は非常にオススメです。
ランカーシーバスもアルテグラで釣りました。一生のメモリアルフィッシュです!
そろそろモデルチェンジするからか、価格も下がり始めましたね。最新モデルに興味ない方は21アルテグラで十分だと思いますよ。
SWリールでないのでボディの弱さが気になる方も多いかもしれませんが、SLJの緩いピッチであれば問題ありません。小物~中型魚の数釣りは余裕ですね。
SLJロッドとのタックルバランスも良かったので、オフショアでも十分に活躍できると思います。
30cmくらいのアカハタも余裕で対象出来ますし、オールラウンダーですね。イサキのみを突き詰めて狙うのであれば、より軽量タックルと組み合わせ色々と考える必要があるかもしれませんが。
21アルテグラで青物は釣れる?
私は色々と釣る用途で21アルテグラ 4000を購入していまして、飛ばしサビキでも使用しました。結論ですが、~50cm程度のハマチであれば問題なく釣れます。
リールが歪む感覚も全くありません。
しかし“釣り方や海域によっても違う”というのが正直なところでして、SLJで青物をかけた時は少し時間がかかりました。
夏場のパワフルな個体だったからかもしれませんが、青物専用機としてはC5000XGでも心もとない印象です。(写真だとやる気ない顔ですが、少し手ごわかったです)
稀にジギングやライトショアジギングで青物を狙う程度であれば良いものの、頻繁な使用であればSW機が無難だと思います。
近しい価格で19スフィロスSWが発売されていますので、パワフルファイトはこちらの方が良いですね。
21アルテグラはハンドルがガタつく?逆回転?
21アルテグラ C2000S
ライトゲームで愛用していまして、魚をかけてから非力さを感じることはありません。稀に尺超えも釣りますが、逆回転したり巻けなくなることもないです。
ハンドルは折りたたみ式でして、リトリーブ時にガタつきを感じることもありません。シェイキングやトゥイッチのような小刻みなアクションをすると、少し気になる方がいるかもしれませんが。
ギヤやシャフトのガタつきはサイレントドライブによりかなり抑えられています。実釣でも気にならない程度ですね。
しかしどうしても気になる方は、夢屋のような一体式アルミハンドルを取り付けることで改善できるかと。
21アルテグラ 4000
こちらもハンドルのガタつきは一度もないです。個体によってアタリハズレがあるのかもしれませんが、大きな心配は不要かと。
しかし、逆回転は一度ありました。オフショアでメーター近いシイラが外道でヒットしたところ、全く巻けずひっくり返されました(笑)
私のファイト方法が悪かったかもしれませんが、スペックに見合わない大物がかかると非力さは目立ちますね。
中型青物やランカーシーバスでは問題ないですが、それ以上だと怖いです。
21アルテグラのおすすめ番手は?
21アルテグラ C2000S
ノーマルギアで小型番手ですので、巻きの滑らかさを一番実感しやすい番手だと思います。
リーリングも一定に行いやすいので、メバリングやアジングにはこちらの番手が良いかと。
分類的には剛性重視のコアソリッドシリーズに分類される本機ですが、先程紹介した通り
ローターは高強度樹脂、ボディはCI4+なので持ち重りが少ないです。
ライトゲームの入門機としての購入であれば、絶対に外しませんよ。
21アルテグラ C3000XG
このリールはとにかくクセがなく扱いやすいので、迷った際は汎用性の高いC3000XGをオススメします。
この番手になるとシーバスや小型青物、大型根魚など引きがパワフルなターゲットに対応可能です。
金属素材を採用しているモデルに比べると剛性面は劣りますが、ローター自体はがっしりとしているため多少は粘れます。
不安な方は私のように4000番を購入すると良いかと。一概には言えませんが、大は小を兼ねますので。何かと便利な番手となりますし、コストパフォーマンスを最重要視するのであればこちらで間違いありません。
21アルテグラのハンドル交換は?ゴメクサス?
4000番まではT字ハンドル、C5000番のみが丸形ハンドルになっています。好みの問題ではありますが、個人的には4000番も丸形にして欲しかったです。
C5000番の購入も検討するも用途が“シーバスとSLJを初めに色々と使いたい“でしたので、大は小を兼ねるといえど少々大きすぎまして。
そこで私は握りやすさの観点で4000番にゴメクサスの丸形ハンドルをつけています。ハンドル単体の交換ですので、手間もかかりませんよ。
ライトゲームを除き、アクション付ける釣りはやはり丸形の方がやりやすいですね。お手頃価格ですので、似たような境遇の方は是非とも試してみてください!
21アルテグラの評価は?
1万円代で購入できながら、巻き心地に関してはミドルクラスと遜色なく高品質です。
技術特性を見ても”当時の19ストラディックに匹敵するのでは?”と思ってしまう程です。
ただコアソリッドシリーズでありながらローターやボディに金属素材が採用されていないため、剛性面で光るものはありませんね。
軽量化されておりライトゲームにも使用できる点は高評価ですが、少し中途半端な印象です。価格帯を考慮すれば仕方のないところですが、パワフルなリールとは言い難いでしょう。
とはいえど、実釣において必要十分な性能ですし不満は一切ありません。“コストパフォーマンス”という点ではピカイチです。
23ストラディックあたりから“質感”も味わえる様になりますので、シマノの価格設定は本当に上手いと思います。
以上、21アルテグラを解説いたしました。
少し中途半端な印象がありつつも、価格を考えると間違いなく良いリールです。新作を待つのもよし、価格が下がった今買うのもアリですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。