最近、シーバス釣りを始めた方も多いと思います。全く釣れない方も多いのではないでしょうか?
本記事では初心者の方に向けてシーバスの釣り方からタックル、釣れない理由まで解説いたします。
最初は全く釣れなかった自身の経験を元に書きましたので、ご参考にしてください。
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シーバスはどこで釣れる?
シーバスは河川から運河、海まで幅広い場所に生息しています。基本的にどこにでもいる魚ですが、ルアーに口を使ってくれる個体を探すことは難しいです。
エリア・シーズンによって、釣れる場所が異なりますので、ポイントを複数持っておきましょう。例えば、夏場であれば河川の方が釣りやすいです。
釣れるポイントの探し方は大きく3つあります。
① 地図を見て気になる場所に行ってみる。 |
② 釣果アプリから釣れているポイントを探す。 |
③ 釣り人同士で交流を深め、教えてもらう。 |
時間に余裕のある方であれば①も可能ですが、一番手っ取り早いのが②ではないでしょうか。
釣果アプリを見れば詳細な場所はわからなくても、シーバスの釣れる時期やヒットルアーを知ることが出来ます。
大まかな情報だけでも大きく役立つので、まずは釣果アプリをダウンロードしてみましょう。(アングラーズがオススメです。)
シーバスを釣るのにオススメな時期は?
晩冬から春にかけてのバチ抜けシーズン
エリアによって時期が異なりますが、バチ抜けのパターンが一番釣りやすいです。一般的に東日本から順にバチが抜け始めます。(西日本は時期が少し遅いです。)
バチ抜けとはゴカイ類(イソメ)の繁殖活動のことで、産卵で力を使い果たしたシーバスの好物です。動くのが遅いため、捕食しやすいのでしょう。

ゴカイに似せたルアーを投げ、シーバスを狙うのがバチ抜けの釣りです。ゴカイは表層を泳ぐ際に引き波を立てますが、バチ抜け用のルアーも同様に引き波を立てます。
引き波をゴカイだとシーバスに勘違いさせることが出来れば、簡単に釣れると思います。
お住まいのエリアのバチ抜けシーズンを調べ、現地にいってみましょう。
多くの方がゴカイとルアーの動きを同化させながら、ゆっくりとリールを巻いていますので、真似てみるといいと思います。
秋口のイワシつき/河川の明暗
秋口もシーバスを釣りやすいです。港湾部にイワシが入ってきた場合、入れ食い状態になることもあります。
シーバスがイワシを狙っている時は水面が騒がしくなりますので、捕食しやすいスピードでルアーを巻いてきましょう。
秋は河川でも同様に釣りやすいですね。橋の明暗にルアーを上手く通すのがポイントです。

明るい場所と暗い場所の境目が狙い目となります。明るい場所から流れてきた小魚を、暗い場所で待ち構えているシーバスが捕食するイメージです。
河口部の橋を覗いてみると、明るい箇所に小魚が貯まっていると思います。シーバスのボイル(捕食)があるかもしれません。

シーバスのタックルは?
ロッド
8.6~9ft程度のML(ミディアムライト)ロッドが汎用性も高くオススメです。硬さも丁度良いので、扱いやすいと思います。

まだ釣り竿を購入していない方は、こちらの番手を最初に購入してみましょう。
状況別に長さの使い分けを記載しましたので、お住まいのエリアによってロッドを選択するのが良いですね。
陸っぱり全般 | 8.6~9ft前後 |
ボート | 7ft前後 |
サーフ・足場が高い場所 | 9ft以上 |
入門機であれば、メジャークラフト 3代目クロステージがオススメです。このロッドが入門機になったアングラーも多いでしょう。
リール
2500~4000番程度のリールがオススメです。
ギヤ比に関しては、ハイギヤ(もしくはXG)でもノーマルギヤでも問題ないと思います。4000番のハイギヤ(XG)であれば小型青物にも代用できますので、汎用性が高いですね。
高級なリールになるに連れてドラグ性能や剛性があがりますが、最初の内は中堅クラスのリールをオススメします。
アルテグラ等のクラスでも、十分にランカーサイズを釣ることが出来ます。写真のランカーシーバスもアルテグラでの釣果です。

シーバス釣りの理解が深まり、拘りを持ったタイミングで上位機種を購入するのが良いのではないでしょうか。
シーバスが釣れない理由は?
釣れる場所に行っていないため
最大の原因はおそらく場所選びだと思います。陸っぱりの釣りは情報戦ですので、釣れるポイントを知っている人だけがシーバスを釣ります。
他の釣りでは技術的な差が大きく出ますが、ただ巻き主体のシーバス釣りにはあまり関係ないと思います。
勿論、渋い時に一本出せる人は凄いですが、最初から簡単に釣れるポイントに行っていれば関係ないですね。
シーバスの数が少ないポイントに行っても、基本的には釣れません。常にシーバスのいる場所を探し求めることが重要です。
投げているルアーが違うため
シーバスはタイミングにより、捕食するベイトが変わります。状況別にパターンを把握することが重要になってきます。
川や海を軽く覗いて、その日のベイトを確かめると良いです。慣れてくると雰囲気や跳ね方でベイトを識別出来る様になります。
まずはベイトに似た形のルアーを投げてみると、反応を得られるかもしれません。
しかし、ベイトに似せたルアーを投げても、シーバスが見向きもしないことが多々あります。
ベイトが他の魚であるか、時合いではないということですね。
ここがシーバス釣りの難しい部分ですが、回数を重ねるうちに答えが見えてくると思います。最初の数回は釣れなくとも、根気強く通ってみましょう。
夜の方が釣れる?
日が暮れるとシーバスが浮いてきますので、夜の方が釣りやすいと思います。日中は底付近にいることが多いです。
先ほど紹介したバチ抜けも日没後ですし、明暗を狙う釣りも空が暗くならないと出来ません。
逆に、夜になればシーバスを狙う場所が明確になるということです。
日中の場合、シーバスがいそうな箇所を広域に探る必要性が出てきますので、難易度が上がります。
つきまして、最初のうちは日没後をメインでシーバスを狙いましょう。
釣り人の数も日中より多いので、他のアングラーも夜の方が容易いという感覚を持っているということです。
初心者はどのルアーを揃えるべき?
状況や時期によって捕食するベイトが異なりますので、色々なタイプのルアーを所持することが重要です。最低限あった方が良さそうなルアーを厳選しましたので、ご参考にしてください。
バチ抜け用のルアー
先述した通り、バチ抜けはシーバスが簡単に釣れるパターンです。シーズンに備えて、最低一つはバチ抜けルアーを所持しておきましょう。
ガイアのエリア10がコストも安く、シーバスがよく釣れますのでオススメです。迷ったらまずはエリテンで間違いないと思います。
カラーはクリア系かピンク系が良いですね。

イワシつき/明暗を狙う時のルアー
小型のミノーを一つ所持しておきましょう。個人的にはアイマのハニートラップがオススメです。
綺麗なスラロームアクションでイワシを狙っているシーバス、明暗部の両方を狙えます。

シンキングペンシルも一つ所持しておくとよいかもしれませんね。
ルアー種類の違いがわからない方は以下の記事をご参照ください!

困った時に投げるルアー
魚の反応がなく、パターンが掴めない時に投げるルアーも所持しておきたいですね。
結論、VJをルアーケースに入れておきましょう。重さに関しては、汎用性の高さから16gがオススメです。
とりあえず釣れた!の代名詞だと思います。他のワームと比べても集魚力が高いです。
どうしてもシーバスが釣れない時は、VJを投げていると何か起こるかもしれません。
初心者に必要な道具は?
シーバス用品を挙げだすとキリがありませんので、最低限所持した方が良さそうな道具を紹介します。その他の道具に関しては、必要に応じて購入していくのが良いですね。
プライヤー
シーバスの針外しに使う製品です。素手で針を外そうとするとケガをする恐れがありますので、プライヤーがあると便利です。
格安のプライヤーはすぐに錆びてしまいますので、100均の製品は使い捨てを覚悟しましょう。
長く使用することを視野に入れるのであれば、防錆製のものがオススメです。
フィッシュグリップ
シーバスを触らずにリリースするための道具です。
シーバスを直接触ると魚が火傷する可能性もありますし、手が魚臭くなります。写真撮影や蘇生の際にはフィッシュグリップがあると便利です。
格安製品の場合、上手く先端が閉じなくなる可能性がございます。
長期的な使用を目的にするのであれば、品質が高い製品が良いですね。
とはいっても、一式揃えるとなると相応の費用がかかります。
格安に道具を揃えたいのであれば、プライヤーとフィッシュグリップのセットが販売されていますので、そちらを購入するのが良いと思います。
タモ網
魚を釣り上げたときは必タモ網を使用しましょう。抜き上げると竿が折れる可能性もありますし、バラす確率も高くなります。
ショアでのシーバスは貴重な一本ですので、絶対に取るためにも、タモ網はマストですね。
紹介した道具の中でも、一番優先順位が高いと思います。網の材質に色々な種類がございますが、まずは値段の安い製品で十分です。
拘りが出てきたタイミングで、必要に応じてグレードアップしましょう。
網目が大きい製品の方が、ルアーが絡まないので快適です。
以上、初心者の方に向けてシーバスの釣り方を解説いたしました。まずは、釣れている場所に通ってみると良いと思います。
最初のうちは釣れない魚ですが、コツを掴めば一気に釣れる様になります。
最後まで目を通してくださり、ありがとうございました。