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ルアーとジグ、プラグの違いや使い分けは?ミノー、スプーン、ワームも解説!

釣りを始めたばかりの頃って、ルアー、ジグ、プラグなど様々な言葉が飛び交い、混乱してしまうことはありませんか?

ジグのことをルアーって呼ぶ人もいますし、わからなくなりますよね。本記事ではルアーとジグ、プラグなどの違いから、使い分けまで解説いたします。

ルアー、ジグ、プラグの違いは?

広く言えば同じ意味

結論ですが、ルアーとは擬似餌の総称となりますので、ルアーもジグもプラグも広い括りで見ると同義語です。

つまり、「ジグで釣った」「プラグで釣った」は言い換えれば「ルアーで釣った」と言うことになります。

実際は細かく分ける人が多い

とはいえど、実際に釣りに行くと「ルアーで釣った」より「ジグで釣った」「プラグで釣った」と耳にすることが多いのではないでしょうか。

これは釣り人がルアーで釣ることを前提としていて、具体的に答えているからです。

その結果、“ルアー、ジグ、プラグは何が違うのだろう”と悩んでしまう方が一定数いるのだと思います。

広い括りで捉えると“ルアー”という同義語になりますが、ジグとプラグの性能は異なります。下記にて、より詳細な違いについて解説いたします。

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ジグとプラグの具体的な性能の違いは?

ジグはボトムを探りやすく、プラグは表層〜中層を攻めやすい

ジグとは鉄製で出来たもので、着水すると速いスピードで沈みます。

それに対してプラグはプラスチックや樹脂で出来ており、浮力で沈みにくい特性です。

簡単に説明すると下記の表の様になります。(一部抜粋)

ジグ①メタルジグ(表層からボトム)ボトムを探ることが得意。高速巻きにて表層を狙うことも可能。
ジグ②ブレードジグ(表層からボトム)後ろにブレードがついており、アピール力が高い。ただ巻きでも十分に使える。
ジグ③ジグヘッド(表層からボトム)後ろにワームを組み合わせて使用する。サイズも多様なことに加え、非常に万能。
プラグ④ミノー(表層〜中層)一般的にルアーというとミノーをイメージする人も多い。レンジキープに優れる。
プラグ⑤ペンシル(表層〜中層)リップがついておらず、ミノーより激しい動きはしない。ミノーと比べると飛距離が出やすい。
表:ジグとプラグの違い
実際のジグとプラグのイメージです。

上記の様に種類は多岐にわたりますので、それぞれの特性を理解し、用途を決めておきましょう。

ジグとミノー(プラグ)はどちらの方が釣れる?

狙う対象魚によって異なる

ミノーの場合、シーバスから青物、ヒラマサなどを狙う時に適しています。リアルな動きを活かしながら、適切なレンジを責めることが可能です。

ジグの場合、青物を狙う時に適しています。メタルジグやスピンテールジグを高速で巻ながら、逃げる小魚をアピールするイメージです。

特に最近、東京湾のサワラキャスティングには必須となっているメタルマジックなどが一例に挙げられます。

どちらでも青物を狙うことができますが、状況に応じての使い分けが重要です。

ミノー・ベイトが近くにいる時。
・魚のいるレンジが明確な時。
ストラクチャーなどがあり、ボトムを探れない時。
ジグ・飛距離を出したい時。
・ボトムから丁寧に探りたい時。
・鳥山が遠くにある時。
表:ミノーとジグの使い分け(違い)

ジグに反応がいい時もあれば、ミノーに反応がいい日もあります。両方タックルボックスに入れておき、釣れない時はどちらも試すことをオススメします。

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メタルジグとスプーンの違いは?

また、メタルジグとスプーンの違いも気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

メタルジグは青物で使用されることが多く、スプーンは管釣りやリーフで使用されることが多いです。スプーンによっては見た目がメタルジグに似ている物もありますが、性能面は下記の様に異なります。

メタルジグ
・アクションをつけて様々な動きをすることが可能。
・ボトムを探るのが得意。表層も高速巻きで探れる。
スプーン
・アクションをつけると絡みやすい。
・表層を探るのが得意。高速巻きをしなくても浮いてくる。
メタルジグとスプーンの違い

上記の特徴を踏まえながら、他魚種で併用するのも面白いのではないでしょうか。スプーンというと5g前後の軽い物を想定しがちですが、15g前後の製品も多く発売されています。

普段はメタルジグで攻めている場面にて、スプーンを投げるのも面白いかもしれませんね。

ルアーとワームの違いは?

意味は広く捉えれば同じだが、言い分ける人が多い

こちらもルアーという大きな括りの中にある、ワームという認識で大丈夫です。しかしバス釣りやシーバス釣りではプラグ(ハードルアー)、ワーム(ソフトルアー)で別物の様に扱われることも多いので、覚えておきましょう。

またワームは通常のプラグと違い、塩ビ(ポリ塩化ビニール)という素材から出来ています。ゴムの様な形状で頻繁にボロボロになってしまうので、使い回しは向いていません。

歯が鋭い魚を釣り上げると写真の様に一撃で使い物にならなくなります。
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プラグ(ハードルアー)、ワーム(ソフトルアー)はどちらが釣れる?

ワームの方が魚を釣りやすい

動きがプラグよりもリアルなこともあり、釣りやすいです。初心者の方もワームの方が釣れるイメージが湧きやすいと思います。

シーバスを始める場合、VJ一つ持っていれば解決できる場面も多いですね。

一つ注意点として、ワームの釣りだと少し単調になりがちなので、飽きてしまった人はハードルアーを投げてみましょう。

活性が高い時にはどちらにも反応することが多いので、是非両方とも試してみてください。

また、魚がスレている場所もワームの反応がいいです。最初はハードルアーで魚が釣れていた場所も、皆がワームを投げるとスレて釣れにくくなります。

言い換えれば、魚が激スレしている場所にてハードルアーで釣ることは難しいです。

以上、ルアーとプラグ、ジグの違いから、ミノーやワーム、スプーンの違いまで解説いたしました。

用語が混乱していた方、実際のイメージが湧きにくかった方の参考になれば幸いです。まだ魚を釣ったことがない方は、下記記事も見ていただけたらと思います。

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