SWリールはそれなりに発売されていますが、どれを買うか悩みませんか?特に長年釣りをしている方でも、汎用機をメインで使用していた方はよく分からないと思います。
必要性や用途からおすすめまで紹介しますので、リール選びの参考になれば幸いです。
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SWリールと汎用リールの違いは?
結論ですが剛性や重量が違います。
カルディアシリーズで見ていきましょう。
機種/スペック | 重量(g) | 最大ドラグ値(kg) |
21カルディア LT 4000-CXH | 230 | 12 |
22カルディア SW | 290 | 12 |
汎用機より自重が重いことから、より大物を狙いたい場合やパワフルに使用したい方に良いですね。
最大ドラグ値の違いはないものの、全体的にパワフルと言ってよいでしょう。
実際に使用すればわかりますが、力強さが全然違います。店頭で巻くだけではわかりませんが、投げればすぐにわかるかと。
個人的に汎用機と比較して一番違うのは剛性だと思います。ターゲットにもよるので一概には言えませんが、多少は無茶な使い方をしても壊れないことが多いです。
しかし、意外とこれがわからない部分でもあります。汎用リールとSWリールを比較した際の壊れる割合もわかりませんし、“汎用リールだから壊れた”と断言するのも難しいんですよね。
したがって、“全体的にはSWリールの方が強引に使っても壊れにくい”程度に思っておくと良いかもしれません。
SWリールは必要?用途は?
必要な場面とそうでない場面があります。
SWリールの剛性が高いのは間違いありませんが、妄信的にSWリールを購入するのは非推奨です。大前提として機種によって差はあるものの、汎用リールと比較して自重が重くなります。
同じルアー釣りという括りでも、手返しが重要になる釣りがありますからね。例えば、SWリールが便利な用途として外洋のオフショアジギングやキャスティングが挙げられます。
これらの釣りはリールに負荷がかかりますので、諸々が頑丈なSWリールが無難です。
ただ、湾内のライトジギングやライトキャスティングになるとどうでしょうか?
好みが分かれてくると思います。4000番~5000番で対応出来ますし、SWリールが必要かのジャッジが難しいです。
こちらの決め手ですが、どの釣りと兼用するかで決めるのが良いと思います。例えば4000番で一例を挙げると次の通りです。
オフショアのみならず、サーフでも使用頻度が高い場合 | 汎用リール |
オフショア専用機 | SWリール |
一日中サーフで投げることを考えると、流石に軽量タックルの方が手返し良いです。しかし短時間釣行でパワフルファイトしたいのであれば、サーフでSWリールを使用するのも1つの選択肢かと。
結局、使用頻度や細かな用途によって満足度が大きく分かれるのがSWリール、といったところでしょうか。
SWリールのおすすめ番手は?どれが万能?
5000番
間違いなく万能です。先ほども少し触れましたが、サーフからオフショアまで幅広く使用出来ます。例えばカルディアSWの5000D-CXHではショアから青物を狙うのも良いですし、船でのライトキャスティングにも併用できます。
ブリ族やサワラ程度であればこの番手で十分に対処可能です。
フラットフィッシュ狙いのサーフは4000番で十分かもしれませんが、不意に大物がかかる可能性もございます。
人によりますが、個人的には“大は小を兼ねる”範囲だと思いますので、万能な番手かと。確実に5000番は不要とのことであれば、4000番を選びましょう。
8000番
本格的にSWリールが活躍する番手ですね。ロックショアや外洋のジギングに使用することが出来ます。
流石にロックショアとジギングを一台で兼用することは出来ませんが、それでも狙える魚種が多いです。
エリアによって釣り方は異なるものの、8000PGであればブリやヒラマサジギング、トンジギまで出番があります。
HG以上を使用するロックショアでも、8000番で攻略出来る青物は多いかと。
個人的にコスパ、汎用性を考慮した上で一番便利なのは21セルテートSWです。21ツインパワーSWの8000番はスプール互換性がありませんが、セルテートであれば10000番、14000番とスプール交換可能なので。
例えば21セルテート SW 8000-Hを一台購入すれば10000-H、14000-Hを作ることが出来ます。ロックショアではジグ~プラグまで一台で対応出来るので、非常に汎用性が高いですよ。
シマノでオススメのSWリールは?
19~21スフェロス SW
初心者が悩んだらこちら!
個人的には、なんといってもボディ剛性に全振りした感じが大好きです(笑)
6000PGをジギングで激しくシャクったところ、全く問題ありませんでした。剛性に関しては本物ですが、性能的には6000番を近海ジギングで使用する程度がベストだと思います。
青物初心者の方にはもってこいですね。勿論皆様の言う通り“もっさり感”はありますが、価格を考えれば気にならない範囲かと。
個人的には“もっさり感”よりもドラグノブの小ささが気になりますね。19スフェロスSWの方が見た目は好きでしたので、残念です。
あまりファイト中にいじらない部分ですが、私同様に気になる人もいるのではないでしょうか?
19~20ステラ SW
巻き心地、剛性、何を取っても最高峰です。
21ツインパワーSWと巻き比べたことがありますが、手に取るように違いがわかります。勿論1つ下のランクでも十分に釣りは楽しめるのですが、一度ステラを使ってしまうと戻れませんね。
再来年あたりにモデルチェンジする気もしますが、購入しても全く問題ありませんよ。なぜなら、資産価値の高さが本物ですので。
リールは無数にありますが、その中でも圧倒的に値下がりしません。この前も釣り具屋で13ステラSWを見つけましたが、結構良い値段で売られていました(笑)
新作まで待っても良いですし、新作発売時に19~20ステラSWを売却して最新モデルを購入しても良いと思います。
21ツインパワー SW
“スフェロスはちょっと・・・ステラは高すぎる・・・“というシマノ派の方がたどり着く一台ですね。巻き心地、剛性共に非常に良く仕上がったリールです。
巻きトルクの力強さも魅力に思います。21セルテートSWと巻き比べましたが、言われてみれば21ツインパワーSWの方がパワフルに感じました。
ブリクラスでも問題ありません。
コスパ良く、少しでもトルクあるリールが欲しい方にオススメです。
強いて残念な点でいえばスプール互換ですね。8000番のスプールが独立していますので、5000番や10000番の購入がオススメです。
参照:シマノ
5000番であれば60000番、10000番であれば14000番とスプール互換がありますよ。
ダイワでオススメのSWリールは?
21セルテート SW
個人的に一番オススメしたいです。巻き心地も非常に滑らかですし、剛性やデザインも良いです。
12キャタリナや16キャタリナの進化モデルになりますが、本当に別物です。12キャタリナによくあったライントラブルも解消されていますし、力強さも増しています。
実際にメーター鰤を21セルテートSWと12キャタリナでそれぞれ釣りましたが、圧倒的に前者の方が楽でした。(12キャタリナでパワー負けしたのはここだけの話です)
勿論青物の引きにも個体差がありますが、明らかに違う様に思いました。
スプール互換も8000番を購入すれば、10000番、14000番と交換可能です。1つ購入すれば3通りの釣りを楽しむことが出来ますので、コスパも最強だと思います。
22~23カルディア SW
2万円台とは思えない程、巻き心地がシルキーなリールです。亜鉛ギヤとロータ素材で少し炎上しましたが、私の所持している5000D-CXHは今のところ全く問題がありません。
ボディ自体はモノコックボディですので、剛性も安心できますよ。約2年間ブレードジギングで酷使しましたが、未だに現役です。
オススメの番手は4000~5000番ですね。中型青物を数釣るのに向いていると思います。
メータークラスでも余裕です。
ただ8000番以降で一発大物狙うとなると、少し不安が残りますね。先述した亜鉛ギヤとロータ素材がネックになってくると思われます。
大物を狙いながら長く使用したい場合、セルテートSWかソルティガを購入しましょう。
23BG SW
個人的には最低でもカルディアSWを推奨したいところですが、予算の都合もありますので入門機としてはこちらで良いかと。
5000番を青物キャスティングやショアジギのサブ機として起用するには非常に向いています。
最低限の剛性もありますし、諭吉さんと少しで手に入るSWリールですからね。
残念な点で行くとデザインがカルディアSWに似すぎな点です。私もカルディアSWのサブ機を探していましたが、デザインが似すぎていたのでスフェロスSWにしました。
しかしコスパを考えると、かなりお得なリールだと思います。
以上、おすすめのSWリールを紹介しました。どれもコスパが良いものを選びましたので、後悔することは少ないと思いますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。